KOSAKU KANECHIKAは、2021年11月5日(金)から11月7日(日)に開催されるArt Collaboration Kyotoに参加いたします。弊廊はA03ブースにて、佐藤允の個展を開催いたします。
佐藤允は、描くことによって自ら、人、そして世界を理解しています。過剰ともいえるような緻密な鉛筆の線描写や独特の筆致によって、オブセッション、恐怖、恋愛などを描きます。作品とは自分が自分のために、生きた人が人のために作り受け取るものだと考える佐藤は、「アートのためのアート」や新しさ、意味を求めることはしません。解らないことは解らないまま考え続けていくことを原動力とするからこそ、彼のイメージは増殖していきます。パーソナルな問いから生まれた佐藤の作品は、強いエネルギーで鑑賞者の内部にも入り込んでいきます。
本展に際し、佐藤は以下の言葉を寄せています。
「今回ここに並ぶのは主に2019年にブリュッセルで行われた展覧会に出展した作品です。この頃の僕に何があったのかはよく覚えていませんが、絵を見ると、何を思っていたのかがよくわかります。ここに並ぶものは感覚の絵日記です。僕はこの日記を描き、日々を吐き出す事でようやく生きてこれたように思います。」
本展は日本では未公開のペインテンィグ、ドローイング、ペーパーコラージュや、ボックス型の作品、また皿の上に描かれた新作品など、様々なフォーマットの作品35点で構成されます。
皆様のご来場をお待ちしております。