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EXHIBITION

佐藤允

「+10」

2018/6/9 Sat - 7/21 Sat

The end of a Joyride, 2018
Photo by Kenji Takahashi
© Ataru Sato
Courtesy of KOSAKU KANECHIKA
KOSAKU KANECHIKA では、2018年6月9日から7月21日まで、ギャラリーのサブスペースにて佐藤允展「+10」を開催いたします。

本展はタイトルが示すように、10点の新作を展示します。
佐藤は以下のように述べています。

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+10のこと

今、どんな絵を描く事も自由であるはずなのに、気付けば勝手に決めたルールに、意味もなく固められてしまったようだ。 僕は『あたらしさ』や『意味』を求めて絵を描いている訳ではない。『作品』と『落書き』の境界線もなくして、10枚の絵を描くとしたら、どんな絵を描くのだろうかというのが今回の展覧会のあらましである。『+10』には10点の新作を発表するという意味と、『拡張』という思いを込めている。
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美術大学に入学して初めて、アートとは一体何なのかを意識するようになった佐藤は、絵を描く理由に対して、それまでに感じた事のない混乱を覚えました。そのことをきっかけに、自分の描いているものはそもそもアートとよべるものなのか、『新しいこと』はこの世に本当に存在するのか疑問を持つようになりました。
2004年に発表された佐藤の作品の原点でもあるテスト用紙の裏の落書きをまとめた作品には、芸術的知識や野心は含まれておらず、それを振り返り考えるうちに、『アートの為のアート』や『新しさ』を目指すことを、絵を描く目的にはできないと考えるようになったと佐藤は述べています。純粋に、絵が描きたい、つまり、絵が面白いという思いから制作を続ける佐藤の作品は、意味や理由を求めないからこそ、強いエネルギーを持っています。
絵画というものへの真摯な興味と尊敬をもちながら、自身のなかから出てくる衝動を抑えず、またそこから背を向けずに制作に注力する佐藤の、その好奇心は鑑賞者にどのような反応をもたらすのでしょうか。
『人や出来事に触れながら、思う、感じる、考える中で絵を描いている。つまり、僕にとって、生きているということがアートの前提であって、自分が自分のために、生きた人が人の為に作るもの、受け取るもの、そういうふうに今は思っている。それでも解らないことは解らないまま考え続けていこうと思う。アートや新しさについて考えることを、絵を描く目的や弊害にしたくないし、恐らく答えはずっと出ないだろう。』
とにかく絵を描く事が好きなままで絵を描きたいという佐藤。今回の出品作品は前回の個展『求愛』から、表現方法がますます豊かに、多様になっています。佐藤の『+10』の挑戦に是非ご期待ください。



展覧会概要

展覧会名
佐藤允展「+10」

展覧会会期
2018年6月9日(土)− 7月21日(土)
6月9日(土)18:00 − 20:00 オープニングレセプション

開廊時間
11:00 - 18:00(火・水・木・土)
11:00 - 20:00(金)
日・月・祝は休廊

会場
KOSAKU KANECHIKA
〒140-0002
東京都品川区東品川1-33-10
TERRADA Art Complex 5F
03-6712-3346
kosakukanechika.com

入場無料



佐藤允(さとう あたる)

1986年千葉県生まれ、現在は東京を拠点に制作しています。2009年に京都造形大学芸術学部情報デザイン学科先端アートコースを卒業。2007年にニューヨークのメーア・ギャラリーで、2011年と2015年にギャラリー小柳で個展を開催。主なグループ展に「第8回光州ビエンナーレ」(2010)、「ヨコハマトリエンナーレ 2011: OUR MAGIC HOUR-世界はどこまで知る ことができるか?-」(2011)、「Inside」(パレ・ド・トーキョー、2014)などがあります。 作品は高橋コレクション、ルイ・ヴィトン・マルティエにパブリックコレクションとして収蔵 されています。KOSAKU KANECHIKA では昨年に引き続き2度目の個展となります。