舘鼻則孝(たてはな のりたか)
1985年東京生まれ。 歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。 シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で、幼少期から手でものをつくることを覚える。 2010年に東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻を卒業。 遊女に関する文化研究とともに、友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。 「イメージメーカー展」(21_21 DESIGN SIGHT、2014)、「Future Beauty」(東京都現代美術館 ほか国際巡回、2012)、個展「呪力の美学」(岡本太郎記念館、2016)、個展「It’s always the others who die」(POLA Museum Annex、2019)、個展「NORITAKA TATEHANA: Refashioning Beauty」(ポートランド日本庭園、2019)等の他、ニューヨーク、パリ、ベルギーなど世界各地で作品を発表。 また 2016年3月にパリのカルティエ現代美術財団で文楽公演を開催するなど、幅広い活動を展開している。 作品はメトロポリタン美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館などに収蔵されている。 東京都が主宰する「江戸東京きらりプロジェクト」の一環として企画された、東京の伝統産業に焦点を当てたオンライン展覧会「江戸東京リシンク」(和敬塾 旧細川侯爵邸、2021)の展覧会ディレクターを務めた。