EXHIBITION Kyobashi

十三代 三輪休雪 エル キャピタン

展覧会名

十三代 三輪休雪「エル キャピタン」

展覧会会期

2024年11月2日(土) – 12月14日(土)

オープニングレセプション

2024年11月2日(土) 17:00 – 19:00

開廊時間

11:00 – 19:00
日・月・祝は休廊

会場

KOSAKU KANECHIKA
〒104-0031
東京都中央区京橋1-7-1
TODA BUILDING 3F
03-3528-6720
kosakukanechika.com

入場無料

installation view from El Capitan at KOSAKU KANECHIKA, 2024
installation view from El Capitan at KOSAKU KANECHIKA, 2024
installation view from El Capitan at KOSAKU KANECHIKA, 2024
installation view from El Capitan at KOSAKU KANECHIKA, 2024
installation view from El Capitan at KOSAKU KANECHIKA, 2024
installation view from El Capitan at KOSAKU KANECHIKA, 2024
installation view from El Capitan at KOSAKU KANECHIKA, 2024
installation view from El Capitan at KOSAKU KANECHIKA, 2024

新店舗開設および十三代 三輪休雪展「エル キャピタン」のご案内

秋晴の候、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
日頃は格別のご高配を賜り誠にありがとうございます。
この度、KOSAKU KANECHIKAは京橋のTODA BUILDINGに新店舗を開設することとなりました。ビジネス街として栄える一方で古くから古美術商が軒を連ねる美術の街に位置し、4つのギャラリーやミュージアムなどが入居するTODA BUILDINGは、新たな現代アートの発信地です。

第1回目の展覧会として、十三代 三輪休雪展「エル キャピタン」を開催いたします。

2019年に三輪家当主として十三代 休雪を襲名した三輪休雪は、三輪家伝来の白萩釉を用い、萩焼の伝統を継承しながらもダイナミックで斬新な造形を取り入れた作風で、国内外で高く評価されています。刀を使って斬り出した土肌と三輪家伝来の白萩釉(休雪白)のコントラストで迫る茶碗《エル キャピタン》シリーズは、米国留学時代にヨセミテ国立公園で見た巨大な花崗岩などから得たインスピレーションを、萩の土、そして陶芸の伝統と統合して作られています。自然界のエネルギーと長い工芸の歴史を感じさせる十三代の作品は、その圧倒的な独創性で鑑賞者を魅了します。

新店舗での初めての個展となる本展に際し、十三代 三輪休雪は以下のステートメントを寄せています。
 
此の度、戸田建設に於かれましては、新社屋TODA BUILDING御完成の由、衷心よりお祝い申し上げます。また、KOSAKU KANECHIKAに於かれましても、同ビル内に新店舗御開廊の由、心よりお喜び申し上げます。
大地の一片を焼くという覚悟を持って土の可能性と対峙してきた私は、ここ数年来茶碗を手掛けるようになってから殊に一服の茶を喫することの意味、意義を推っております。
今回 新たな次なる一歩に踏み出してみました。
 
大地の一片を焼く。本展で展示する《エル キャピタン》シリーズは、土の塊の内側をくり抜いて成形される独特の茶碗です。大きな生命力をもつ自然の一部である土を、一客の器へと収斂させていくその過程は、自分の思うとおりになるものでは全くない、と三輪はいいます。絶対的な力であり脅威でもある自然に相対し、問いかけ、作用と反作用を繰り返すことで完成する三輪の作品には、人間がものを作るということの根源的なあり方を見出すことができます。本展では《エル キャピタン》シリーズから新作約10点、大きなサイズの作品群を展⽰します。この機会にぜひご⾼覧ください。


十三代 三輪休雪(みわ きゅうせつ)

1951年山口県萩市に十一代 休雪(三輪壽雪)の三男として生まれる。1975年にサンフランシスコ・アート・インスティテュートへ留学。帰国後は「不走庵 三輪窯」にて、萩焼の枠に留まらない独創的な作品を制作し続けています。2019年には三輪家当主として十三代 休雪を襲名しました。 主な個展に「恒久破壊」(ギャラリー上田、1987)、「白い夢」(日本橋三越本店、1991)、「十三代 三輪休雪 襲名 雪嶺」(日本橋髙島屋など4会場を巡回、2019)、「表現を切り拓いて-十三代 三輪休雪(三輪和彦)の陶造形」(山口県立萩美術館・浦上記念館、2020)、主なグループ展に「現代の陶芸II いま、大きなやきものに何が見えるか」(山口県立美術館、1984)、「第3回京畿世界陶磁ビエンナーレ 世界現代陶磁展-横断する陶磁芸術の境界」(利川世界陶磁センター、2005)、「ジャポニスムの150年」(パリ装飾美術館、2018)、特別展「工藝2020-自然と美のかたち-」(東京国立博物館 表慶館、2020)などがあります。 作品は国立工芸館、ボストン美術館、山口県立萩美術館・浦上記念館、ロサンゼルス郡立美術館などに収蔵されています。2007年に日本陶磁協会賞を、2021年に日本陶磁協会賞金賞を受賞しています。

WORKS

十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅱ
2024

十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅱ
2024

Hagi stoneware, straw ash glaze
h.51.0 x w.58.5 x d.66.5 cm
©︎ 2024 Miwa Kyusetsu XIII

INQUIRE
十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅵ
2024

十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅵ
2024

Hagi stoneware, straw ash glaze
h.53.0 x w.61.0 x d.62.5 cm
©︎ 2024 Miwa Kyusetsu XIII

INQUIRE
十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅴ
2024

十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅴ
2024

Hagi stoneware, straw ash glaze
h.51.5 x w.63.0 x d.62.5 cm
©︎ 2024 Miwa Kyusetsu XIII

INQUIRE
十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅲ
2024

十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅲ
2024

Hagi stoneware, straw ash glaze
h.53.5 x w.53.5 x d.65.5 cm
©︎ 2024 Miwa Kyusetsu XIII

INQUIRE
十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅳ
2024

十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅳ
2024

Hagi stoneware, straw ash glaze
h.52.0 x w.55.0 x d.64.5 cm
©︎ 2024 Miwa Kyusetsu XIII

INQUIRE
十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅶ
2024

十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅶ
2024

Hagi stoneware, straw ash glaze
h.53.0 x w.56.0 x d.60.0 cm
©︎ 2024 Miwa Kyusetsu XIII

INQUIRE
十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅷ
2024

十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅷ
2024

Hagi stoneware, straw ash glaze
h.51.0 x w.54.0 x d.54.0 cm
©︎ 2024 Miwa Kyusetsu XIII

INQUIRE
十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅸ
2024

十三代 三輪休雪
エル キャピタン Ⅸ
2024

Hagi stoneware, straw ash glaze
h.51.5 x w.61.5 x d.70.0 cm
©︎ 2024 Miwa Kyusetsu XIII

INQUIRE
十三代 三輪休雪
エル キャピタン “日光”
2024

十三代 三輪休雪
エル キャピタン “日光”
2024

Hagi stoneware, straw ash glaze, gold, platinum
h.56.5 x w.60.0 x d.60.0 cm
©︎ 2024 Miwa Kyusetsu XIII

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十三代 三輪休雪
エル キャピタン “月光”
2024

十三代 三輪休雪
エル キャピタン “月光”
2024

Hagi stoneware, straw ash glaze, platinum
h.57.5 x w.49.5 x d.52.0 cm
©︎ 2024 Miwa Kyusetsu XIII

INQUIRE
十三代 三輪休雪
エル キャピタン
2024

十三代 三輪休雪
エル キャピタン
2024

Hagi stoneware, straw ash glaze
h.15.3 x w.15.0 x d.13.8 cm
©︎ 2024 Miwa Kyusetsu XIII

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