展覧会名
GROUP SHOW: 5 ARTISTS
展覧会会期
2021年4月17日(土) – 5月29日(土)
開廊時間
11:00 – 18:00
日・月・祝は休廊
会場
KOSAKU KANECHIKA
〒140-0002
東京都品川区東品川1-33-10
TERRADA ART COMPLEX I 5F
03-6712-3346
kosakukanechika.com
入場無料
アーティスト
青木豊
沖潤子
佐藤允
舘鼻則孝
fumiko imano
KOSAKU KANECHIKAでは、2021年4月17日から5月29日まで、グループ展「GROUP SHOW: 5 ARTISTS」を開催いたします。
本展は青木豊、沖潤子、佐藤允、舘鼻則孝、fumiko imanoの作品で構成されます。
⻘⽊豊は、絵画の視野を広げ、世界と絵画の関係とその新しい可能性を追究する制作活動を⾏っています。⼆次元と三次元を⾃由に⾏き来するような作品や、素材の物質性や制作⽅法⾃体の相互反応にフォーカスした作品。特に⻘⽊は⼀貫して光へアプローチしてきました。光が時間軸、鑑賞者の存在や視線、展⽰空間などの環境の要素に補完され、有機的に⽴ち上がるような豊かさを捉え、また⼀⽅で光の存在の⾃明性⾃体を問い直すことなど、光を多⾯的な物質として観察しています。デジタル化する⽇常環境のなかで、⼈間としての様々な感性が呼び覚まされるような視覚体験を提供します。
沖潤⼦は、⽣命の痕跡を刻み込む作業として布に針⽬を重ねた作品を制作しています。下絵を描く事なしに直接布に刺していく独⾃の⽂様は、シンプルな技法でありながら「刺繍」という認識を裏切り、観る者の根源的な感覚を⽬覚めさせます。古い布や道具が経てきた時間、またその物語の積み重なりに、彼⼥⾃⾝の時間の堆積をも刻み込み紡ぎ上げることで、新たな⽣と偶然性を孕んだ作品を⽣み出します。存在してきたすべてのもの、過ぎ去ったが確かにあった時間。いくつもの時間の層を重ねることで、違う⾵景を⾒つけることが制作の核にあります。
佐藤允は、描くことによって自ら、人、そして世界を理解しています。過剰ともいえるような緻密な鉛筆の線描写や独特の筆致によって、オブセッション、恐怖、恋愛などを描きます。作品とは自分が自分のために、生きた人が人のために作り受け取るものだと考える佐藤は、「アートのためのアート」や新しさ、意味を求めることはしません。解らないことは解らないまま考え続けていくことを原動力とするからこそ、彼のイメージは増殖していきます。パーソナルな問いから生まれた佐藤の作品は、強いエネルギーで鑑賞者の内部にも入り込んでいきます。
舘⿐則孝は、⽇本古来の⽂化的に価値のある部分と、現代の要素を組み合わせることで、新たな視点と世界観を提⽰します。俯瞰的な視野を持ちつつ、詳細を徹底的に掘り下げる。それが⼯芸的な⼿仕事で精緻に完成された作品として表現されます。歴史、そのなかで育まれてきた独特の美学、⽂化や思想。それらを再考することで未来への可能性を⽰す舘⿐の作品は世界で⾼く評価され、遊⼥が履く⾼下駄から着想を得た代表作《Heel-less Shoes》等の作品が、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館などに収蔵されています。
2018年春夏コレクションよりLOEWEのパブリケーションで作品を発表するなど、ファッションとのコラボレーションでも活躍し高く評価されるfumiko imano。代表作は、35mmカメラで撮影したセルフポートレイトを切り貼りし、双子のモチーフに仕上げるフォトモンタージュのシリーズです。無邪気でノスタルジック、思わず微笑んでしまうようなユーモアあふれる家族写真風のイメージ。一方で、はさみで切ってつなぎあわせたラインが、それが虚構であるとはっきりと伝えています。デジタルの時代にあえて手作業でシンプルにつくられるフォトモンタージュは、プレイフルでありながら、アイデンティティについての冷静な洞察でもあり、新たな物語のための視覚言語でもあります。
青木豊とfumiko imanoの未発表の作品をはじめ、佐藤允のボックス型のペインティング、舘鼻則孝、沖潤子の近作を展示いたします。この機会に是非ご高覧下さい。